美しい恋にするっちゃ♡
今クールでお気に入りのドラマ「心がポキッとね」を見たあと、テレビを付けっぱなしにしていたら、関ジャニ∞の横山さんがゲストの「TOKIOカケル」が始まった。
普段この番組をあまり見ない私だが、ジャニーズの先輩後輩の絡みが大好物な私は一瞬で心が躍った。
さらに、「方言女子」というワードにテレビの前から離れられなくなった。
TOKIOのメンバーも横山さんも、福岡、熊本という九州女子に終始メロメロだった。
以前少し書いたが、私は生まれも育ちも山口県。
江戸時代末期、「私も男なら槍担いで、下関について行って外国人と戦いてぇー!うぉーーーー!」*1と声高々に歌っていた長州女の血を脈々と受け継いでいる。
だからでしょうか、私を含め山口の女の人って気が強くプライド高い人が多い気がする(私調べ)。
そんなことはさて置き、大学4年間は福岡で暮らしたが、Uターン就職して今も山口で暮らしている。
完全車社会のクソ田舎だが、西へ行けば福岡、東へ行けば広島。
割とコンサートに行きやすいという(結局そこ)我が故郷山口はとても暮らしやすい。
福岡も住みやすかったし(さすが世界で住みやすい都市ベスト10!)とても楽しかった。
しかし私はどうしても博多弁に馴染めなかった。
決して博多弁の悪口が言いたいわけではないので悪しからず。
大学に入学して仲良くなった友人は皆、生粋の博多っ子。
バリバリの博多弁ネイティブだった。
一方私は、「自分は限りなく標準語に近い言語を話している」という自負があり、むしろ博多弁を蔑んでいた。
恐らく山口から出たことのない山口県民は皆思っていると思う。
しかし日が経つにつれ、通じない言葉が出てきて、私が放つ言葉の数々を友人が面白がって真似するようになった。
「え?もしかして…私って訛っちょるん!?」
井の中の蛙、大海を知った。
私はどうやら福岡県民から見ると訛っているらしい。
博多弁を蔑んでいた私だったが、しばらく博多弁のシャワーを浴びていると、自然と博多弁がうつってしまった。
同じく山口から福岡へ進学した友人は完全に博多弁に染まっていた。
博多弁の伝染力ハンパねぇ。
そして、大学1年の夏休みに初めて帰省をした。
たった4ヶ月しか離れていなかったのに、「帰ってきた~。゚(゚´ω`゚)゚。」と、関門橋から見える海峡ゆめタワーを見て、バスの中で号泣した。
それくらい山口が好きだった。
帰ると早速家族に
「〇〇っていう友達がおるっちゃけど~」
「バイトばーりきつか~」
と覚えたての博多弁で大学生活と言う名の人生の夏休みについて話をした。
すると私の言葉に違和感を覚えた妹が、「こいつ!博多弁喋っちょる!山口を捨てるんかっちゃ!」と言い放った。
その瞬間、雷に打たれたかのような衝撃を受け、「はっ!?私は長州女やった!」と忘れかけていたアイデンティティを思い出し、それ以降何故か博多弁を一切封印し、アウェーの中でバリバリの山口弁を使い続けた。
私にそんな暴言を吐いた妹はそんなこと覚えていないだろう。
だって彼女は今名古屋在住、名古屋に染まりかけて、妙な名古屋弁喋っているんだもの。
仕舞いには名古屋に就職しようと目論んでいるようなので、あの時のセリフをそっくりそのまま返してやるよ!
「お前山口を捨てるんかっちゃ!!」
話はだいぶ反れてしまったが、私はジャニーズのライブに行くとなるとほぼほぼ福岡にお邪魔している。
そのMCではほぼ毎回と言っても過言ではないくらい「博多弁っていいよね♡」「俺、博多弁好き♡」と誰かしらが言っている。
そして「みんなで好いとーよ!って言ってよ~」とか言われることもたまにある。
そういう時、私はとても困る。
あれだけ博多弁に染まるまいと頑なに拒否してきたのに、こんなとこで「好いと~よ~♡きゃ~♡」なんて言っていいものかと。
コンサート中、捻くれ長州女のしょーもないプライドが邪魔をすることがたまにある。
まぁ言うけど。
福岡県民になりすまして言うけど。
「福岡のみんなー!」って言われたら「きゃー!」って言うけど。
きっと明後日のNEWSのライブでも私は福岡県民になりすまして会場に入り、山口ナンバーの車で逃げるようにいそいそと帰る。
何かと「方言可愛い♡」とジャニーズの面々は言ってくれるが、地方のクソ田舎で生まれ育った私からしたら「東京のメンズってなんて優しい物言いなんやろ~♡」と逆に思うから、やっぱりないものねだりなのか。
以前「KちゃんNEWS」を聞いていると、小山さんが自分の部屋にあるジェラトーニの話をしていた。
「ダッフィーとジェラトーニは仲がいいの。友達なの。」
「ダッフィーがね、アイスこぼしちゃったの。で、それをジェラトーニが自分のしっぽで絵を描いてあげたの。」
普段小山さんに対して特別な感情を抱かない私でさえ、か、か、かわいい…♡とときめいてしまったので、小山担生きてる?と心配になるくらい優しくて可愛い喋り方だった。
「~なの」は東京男子が話すから許されるのであって、うちの旦那が言ったら「は?キモいわw」で片付けられてしまう。
「キスマイBUSAIKU!?」も彼らが話す「~なの」を堪能できる番組だと思う。
二階堂「マイコが他の社員と話してたりするとすごいヤキモチ焼いちゃったりするの」
2014.2.9放送「バレンタインに逆チョコを渡し愛の告白」より
藤ヶ谷「俺にとってマイコってねすごくね大切だし特別な存在なの」
2014.5.8放送 「付き合い始めに彼女とする約束」より
特に藤ヶ谷さんと二階堂さんは「~なの」とよく言う気がする。
これからも私は、彼らが話す標準語に憧れを抱き続けるのだろう。
最後に山口弁で「チャンカパーナ」の台詞を山口の偉人に言わせて終わろうと思う。
\美しい恋にするっちゃ!/
吉田松陰先生
\美しい恋にするわ~!/
\美しい恋にするけぇ!/
私はやはり高杉晋作推し。
来週は井上真央さんと高良健吾さん見に行って来るよ⊂( *・ω・ )⊃
*1:「男なら」という山口民謡が本当にある