2016年、増田貴久は変わる
あけましておめでとうございます。
2年ぶりに復活したジャニーズカウントダウンを家で1人で見ながら*1、今年もジャニヲタ辞めらんねぇと決意を新たにしたかぼちゃです。
まぁ辞める気なんてそもそもないけど。
今年のカウコン、ほんっっとに良かったなぁ~。
早速ディスクに落として車でも流しているので、まだ放送から1週間も経っていないが既に何度見たか分からないほど見ている。
カウコンの感想は追々書くとして、カウコンの余韻が冷めぬ1月2日、我らがNEWSの増田貴久が「全世界極限サバイバル2016」に出演した。
出演が発表された日、私はこんなことをつぶやいていた。
ん( -_・)??
増田貴久 サバイバルって何かの間違いじゃないよね???
— かぼちゃ (@FMayu226) December 12, 2015
あの!あの人に鞄を触られることも拒絶するあの増田貴久がサバイバル!?!?!?
— かぼちゃ (@FMayu226) December 12, 2015
これは正月早々増田貴久のヘタレ具合に笑うか、成長ぶりに涙するかどっちかだな…。
— かぼちゃ (@FMayu226) December 12, 2015
あまり増田さんのことを知らない方のために軽く説明をすると、増田さんは極度の虫嫌いで人に髪の毛を触られるのも嫌がる程の神経質。動物もあまり得意じゃない。
さらに、床に鞄を置くことができない程綺麗好きで、人数分しか椅子がなくてもお構いなしに椅子の上に自分の鞄を置く超マイペース男なのだ。
そんな男がサバンナでサバイバル!?!?いやいやいや、何かの間違いでしょと思っていたらどうやら本当らしい…。
この極限サバイバルという番組には、これまでジャニーズからV6・三宅健さん、KAT-TUN・上田竜也さんが参戦している。
2人共なかなかのインパクトを一般の視聴者に残していたため、3人目で一般認知度の低い増田さんは何か大きなことをしなければ視聴者の記憶には残らないのではと心配していた。
お正月のゴールデンタイムの特番に出られるチャンスなんて滅多にないのだから、爪痕を残して欲しいと長年増田さんを見てきた私はそう思っていた。
…私は一体何目線で増田さんを見ているのだろう。
以前この記事でも書いたが、増田さんはいざという時に力を発揮できないことが多い。
今回も番組の冒頭に「ジャニーズ1、2を争う身体能力」「ジャニーズきっての肉体派」などと紹介されており、頼む…頼むから、あまりそういうこと言わないで…ハードル上げないでぇぇぇぇ…(涙)と思っていたわい。
まっすードンマイwwwと言い続けて12年。
ジャニヲタからの人気は絶大だが、そろそろ増田さんも一般認知度をあげてもらいたいと思っていた。
近年、NEWSの他の3人が続々と個人の仕事(主にテレビ)を掴んできている中、増田さんだけ個人の仕事がないという状況に私はとてもモヤモヤしていた。
同僚にNEWSの増田くんが好きだと言うと、「あ~手越でもなくて、キャスターの人でもなくて、小説家でもない人ですよね…なんとなく分かります」と言われた。
…ですよね。
手越は色んな意味で有名だし、小山さんはすっかりキャスターが板についてきて、シゲアキ先生は「シゲ仕事ないw」状態から這い上がり、自分で書いた小説のドラマ化にあたり、自身が出演するだけでなく主題歌までゲットしてくるまでに大躍進を遂げた。
一方増田さんはどうだろうか。
昨年は、「いっぷく!」レギュラーが1年で終わり、後番組の「ビビット」のレギュラーは加藤さんに奪われるという悲劇に始まり、関東ローカルの「未来ロケット」も1年で終了、「水曜歌謡祭」に至っては半年で終わってしまった。
現在、彼の動く姿はNEWSとして出演する歌番組でしか見ることができない。
本人はどう思っているのか分からないが、他のメンバーと比べてテレビ出演が少ないことはやはりファンとしてはこの状況はとてももどかしかった。
増田さんはアイドルまっすーに、とても誇りとプライドを持っている。
ファンが持っているアイドルまっすーのイメージを崩すようなことはしたくないのだと思う。
西野カナさんのトリセツ的に言えば、永久保証のまっすーだから♪といったところだろうか。
だから、増田さんのファンを長年やってきて、彼に対してガッカリしたということはあまりない。
他のメンバー(特にT越)には、正直なところもっとアイドルとしての自覚を持って欲しいと思う言動がこれまで多々あったが、増田さんは今まで目立ったスキャンダルもなく、プライベートをあまり明かさず、下ネタもNG、ファーストキスはまだです♡、遠いけど実家から通ってます、トイレなんて行きません、出るとしたらマシュマロかイチゴなどと言い続け、清く正しいアイドルまっすーを守り続けてきた。
NEWS、テゴマスのライブDVDの発売にはそれはそれは時間がかかるのだが(軽く嫌味)、それは増田さんがメイキングを隅々までチェックしているらしいという都市伝説がある。
メンバーの一挙一動がファンに不安を与えたり、誤解を招かないように配慮しているのだろう。
…うん、それにしても増田チェック長い。はよWhite出して。
しかし、これが増田さんの仕事の幅を狭めていたのかもしれない。
事前番組で、増田さんは「自分の実力をメンバーに見せつけたい」と言っていたが、30歳を目前にして、彼も今後の自分のスタイル、他メンバーとの差について色々と考えるところが出てきたのかもしれないと勝手に思っている。
でなければ、サバンナで極限状態になる自分の姿を全国に晒すことなんてありえないだろう。
増田さんは、この番組の放送前に「ジャニーズのまっすーが好きな人が見たら嫌いになるかも」と不安を口にしていたが、それくらいの覚悟で自分の殻を破ったのだ。
話を元に戻すが、増田さんがそれほどの覚悟で挑んだのだから、爪痕を残して今後の仕事につなげて欲しい! 武井壮さんは別格として、西川さん、佐野さんよりインパクトを残して欲しい! と思っていた。
しかし、私の希望は早々に打ち砕かれることになった。
佐野さんのリアクションハンパない。
佐野さんのことをあまり存じ上げなかったため、大好きなWikipediaで調べたところ元仮面ライダー。
23歳の男性らしくがむしゃらに頑張る姿はとても印象に残った。
しかも、増田さんにとって不運というべきなのか佐野さんも大の虫嫌い。ただの蛾に驚いて悲鳴をあげる程だった。
増田さんも蚊も殺せないくらい虫嫌いなのだが、オンエア中それには一切触れられていなかった。
これは佐野さんのリアクションがすごかったせいでスタッフが敢えて言わなかったのか、増田さんが言わないでくれと言ったのか、はたまた増田さんが極限状態でキャラを忘れてしまったのかは分からないが、増田さんは大量の蛾が飛ぶ中臆することなく必死に火をおこしていた。
さらに、佐野さんは3キロ先の無人島まで泳ぐという無謀なチャレンジに挑んだり、謎にバク転を披露したりとそれはそれはインパクトを残しており、Twitterのトレンドに「佐野岳」が入っていた。
私は焦っていた。
佐野くんのリアクションが良すぎて、増田さんと比べられないか心配するモンペ。
— かぼちゃ (@FMayu226) January 2, 2016
増田担的には、あの潔癖増田貴久がお風呂にも入れない状態で、象のウンチ触って、たぶん自分もその辺でイチゴ(訳・ウンチ)してるだろうし、蛾が飛び回る中一生懸命火を起こして、魚触ってるってだけで大大大事件なんだけど、一般視聴者には伝わってないよね…
— かぼちゃ (@FMayu226) January 2, 2016
これじゃまっすーの頑張りが視聴者に伝わっていない…!! と私は焦っていた。
他のチャレンジャーは見せ場がたくさんあったが、増田さんは野生動物がうようよしている危険地帯にいるとはいえ、絵的に地味な草原をただひたすら歩くだけ。
汗っかきでいつもライブでは汗びしょびしょになっている増田さんが、一滴も汗が流れていなかったので本当に暑くて水が足りていない状態なのだなと、普段から見ている私達は分かったが、視聴者には伝わりづらかったのではないだろうかなどと余計な心配ばかりをしていた。
まっすーこれじゃダメだ…!!
どうにかインパクトを残してくれ!!!
応答に応じないほど疲労困憊な増田さんを心配してスタッフがリタイアを示唆した時、私はテレビの前で「まだダメだ…リタイアしたらダメだ…」とつぶやいていた。
もはやモンペどころか鬼だ。可愛い子には旅をさせよではないが、増田さんにどうにかゴールしてもらいたいと思っていた。
しかし、増田さんが無事にゴールし、嬉し涙を流す姿を見たらそんなことどうでも良くなった。
このサバイバルは増田さんが相当な覚悟で挑んだチャレンジだ! 増田さんは何かきっと革命を起こすに違いない!!! と私は少し増田さんに期待しすぎたのかもしれない。
焦っていたのは私の方だった。
サバイバルでも増田さんは増田さんだった。
語彙力なさすぎだし、川を渡る時リュックが濡れるのが嫌なのか持ち上げて渡ってるし、タオルを地面に敷いて(しかも手でしわを伸ばしてた)枕代わりにしたり、火がなかなかつかないことにイラっとしたり、喉の渇きが限界で象の糞から絞った水を飲んだ直後に川を発見したり、リュックが濡れるのが嫌で対岸にリュックを投げたらギリギリで滝壷にリュック落下するし、滝壷に飛び込んだ際ポケットから地図を出すのを忘れ地図がボロボロになったりと、通常運転の増田さんだった。
いい意味で期待を裏切られた。
いつものまっすーじゃん!!!!
こう言うと、増田さんの頑張りを貶しているように聞こえるかもしれないが違う。
増田さんはとても頑張っていた。
比べることばかりにとらわれないで
私の大好きなNEWSの曲「きらめきの彼方へ」の増田さんのソロにこんな歌詞がある。
増田さんへの情が深すぎる余りどうしても他の人と比べてしまっていたが、今回のサバイバルを通して改めて増田さんが気がつかせてくれた。
これが増田貴久なんだ…!
これが増田貴久の良さなんだ!!!
増田さんは確実にこのサバイバルから変わると思う。
でもそれは、目に見える劇的な変化ではなく「そういえばまっすーって2016年くらいから変わったよね~」と後になって気付くくらいゆっくりな変化かもしれない。
アイドルまっすー☆が、アイドル増田貴久に変わっていく様子を、これからも目を細めて超絶過保護に見守っていきたい。
象の糞の水を飲んだって嫌いになんてなるわけないじゃないか。
決して派手な見せ場はなかったかもしれない。
でもゴールした時に虹が架かるというミラクルを起こせるのが増田貴久☆
増田さんお疲れ様でした!!!
帰りの飛行機ではオレンジジュース飲んだかい???
*1:旦那は仕事で不在